今も昔も変わらない「一緒に」のこころやあびな
千葉市花見川区
2012 - 現在
検見川商店街。かつては海が近く、漁師町としてにぎわっていました。船の行き来をしていたこのまちも、だんだんとその当時の様子を知る人たちが少なくなっています。検見川の歴史を伝えるために、Dropsは2012年から検見川商店街の人々とともに活動をしています。
みんな、おいでよ!
「やあびな」という言葉は聞き慣れないかもしれないですが、検見川の方言で、「みんなおいでよ」という意味です。 今は、毎年検見川小学校で行われている地域のお祭りの名前になっています。「やあびなに行く」なんて、なんかちょっと楽しそうな雰囲気です。
たくさんのカニたち
検見川は昔、すぐそばに海がありました。お昼のおやつに、シャコやカニが出てきたそうです。そこで、カニのキャラクターの絵を募集することで、検見川=カニ=海と思ってもらえるよう、毎年やあびなにてカニキャラコンテストを行っています。カニキャラコンテストで優勝したカニキャラは、地域の運動会で表彰され、翌年度のポスターになります。年々参加数が増えていて、地域に浸透してきたと感じます。今までの受賞作品は以下の通り。どれも魅力的なカニキャラたちです。
ポスター作り
やあびな開催のポスター、カニキャラコンテストの用紙もDropsが作っています。海の感じを出しつつ、たくさんの方々が参加してくれるよう願いを込めて制作しています。
子どもたちに海を
カニキャラコンテストの他にも、Dropsはやあびなにて毎年いろいろなことを行っています。ある年には、カニにまつわるクイズをしたり、手形で大漁旗を作ってみたり、昔遊びをしてみたりしています。検見川のことを少しでも子どもたちに伝えられたらいいなと考えます。