学園通りプロジェクト

地域の愛情がこもった一本の街路を育てる

千葉大学正門から京成みどり台駅へと続く、まっすぐな街路「学園通り」。
電線地中化に伴う道路工事が行われたことを契機に、地域の誇りとなる街路を目指して、地域住民の手で沿道の植栽帯に花を植え、大切に育てていく活動を行っています。

活動のきっかけ

マナーの悪い学園通り

これまでの学園通りは、ゴミの不法投棄や自転車の違法駐輪など学生街ならではの課題を多く抱えていました。「なんとか魅力的な街路にならないのか…」。多くの地域住民が共通の課題意識を持っていました。

きっかけは電線の地中化工事

学園通りで電線地中化工事が行われ、街路及び植栽帯が一新されることが決まりました。これを機に従来と異なり、地域住民主体の植栽帯管理の実現を目指したことが活動のきっかけとなりました。行政職員の方との実地調査や地元町内会での説明・議論を重ねていきました。

関心を呼ぶ

地域を知る

「学園通りをなんとかしないといけない」と立ちあがった地域住民たち。でも、いざ活動を始めるとなると知らないことだらけだと気が付きます。普段何気なく利用している街路。思った以上に無関心だったのかもしれません。「目指すべき姿」を定めるべく、地域住民や行政職員、子供たち、学生、みんなで勉強を重ねていきました。

アガパンサスを植えよう!

みんなで勉強を重ね、常緑で管理がしやすい「アガパンサス」を植えることにしました。集まった地域の想いを視覚的なイメージに起こします。夢の詰まった絵は、みんなの表情を明るくします。地域で目標を共有することが大きな推進力を生みました。

夢をカタチに

地域の手で植える

2012年10月、100名以上の手でアガパンサスの苗が植えられました。その後は「お手入れの日」を定め、毎月欠かさずに植栽帯管理を続けています小さく頼りなかった苗が、日に日にたくましく成長していく姿に地域全体で喜びを共有しています。

アガパンサスのかざぐるまを作ろう!

小さな苗だったアガパンサスが大きくなり、学園通り一面を彩るのは約三年後。満開のアガパンサスのイメージを地域で共有するべく、紫色のかざぐるまをみんなで作り、飾り付けました。開花への期待が膨らみ、ますます活動に熱が入りました。

「学園通りのキャラクターを作ろう!

地域から「学園通りのキャラクターを作ろうよ」といった声が生まれ、「学園通りキャラクターコンテスト」が開催されました。近隣の小学校を中心に総勢○○〇ものキャラクターの応募があり、最優秀作品に選ばれたアガパンサスの妖精「アパちゃん」は学園通りのメインキャラクターとなりました。応募作品は町なかに掲示し、みんなで楽しみました。

魅力的な告知ポスター

毎月行っている「学園通りお手入れ」への参加を呼び掛ける告知ポスターは毎回手書きの力作揃い。日に日に成長するアガパンサスのや季節の変化を盛り込んだ魅力的なポスターが持続的な地域住民の参加につながりました。

喜びの開花

地域総出で大切に育ててきたアガパンサス。苗を植えて三年目には、地域からの愛情にこたえるように2000以上の花をつけ、学園通りを鮮やかに彩りました。アガパンサスの開花は、地域全体の喜びの開花でもありました。

広がる地域の環

行政との連携

「地域主体の植栽帯管理」といっても、行政によるバックアップは不可欠であり「道路サポート制度」をはじめとする様々な支援を受けています。植え込み作業での安全確保や、お手入れによるゴミの期日外回収など、持続的な活動に向け大きなサポートをして頂いています。

町内会との連携

地域主体の植栽帯の管理活動を始めて3年。1年目には沿道の店舗などによる管理活動へのサポートが生まれ、2年目には町内会や子供会、地元小学校が学園通りを舞台に様々なイベントが実施されました。そして3年目には、隣接する町会でも地域主体の植栽帯管理が始まりました。学園通りに対する地域の愛着が高まり、この街路を介して、少しずつ着実に地域コミュニティの環が広がっていることを感じています。

プロジェクトデータ

学園通りプロジェクト
2012-
千葉市稲毛区緑町 学園通り